行田市南河原小学校 プラタナス剪定業務
行田市南河原小学校にて、樹齢100年に及ぶプラタナスの大枝が折れたのと連絡を行田市教育委員会から頂きました。このプラタナスは小学校のシンボルツリーとして大切にされてきたそうです。
その為、あまり触らないでおきたいという考えから、剪定を一切行わず、数年程経っていました。6月に見たときは半分ほど大枝が欠損していて樹形が大きく乱れてはいますが、葉がたくさん生い茂っている状態でした。
当社樹木医が診断した結果、冬季に軽減剪定を行うことを助言し今回の剪定のご依頼を頂きました。
お客様情報
お客様名 | 行田市教育委員会 様 行田市立南河原小学校 様 |
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サービス内容 | プラタナス剪定業務委託 |
作業人数 | 5人 |
作業時間 | 1日 |
ビフォー・アフター
作業内容
プラタナスの樹高は15mほどあったので、今回は高所作業車(23m)を使用しました。枯れ枝、忌み枝を優先的に剪定し、運動場のトラックにかかる枝、通行に危険な下枝を剪定しました。そして、プラタナスの自然樹形は、卵形~円錐形なので自然樹形からはみ出した枝を剪定しました。
プラタナスの性質は強健、成長萌芽力は旺盛、乾燥したやせ地にも強く大気汚染にも強いということから、街路樹としてもおなじみの木です。しかし、プラタナスの大きな弱点の1つは腐りやすいこと。剪定したあとの剪定痕の修復は早いですが、ほとんどが腐朽空洞化してしまうようです。
大枝を切ると、その分大きな空洞になるため、支障になることが予測さる枝は細いうちに切るのがよいですが、今回の剪定では樹齢100年経っている老木ということも考慮し、樹形、枝数の量は大きくは変えませんでした。
担当者のまとめ
後は、大枝が太くなってからバッサリ切るような剪定は行わず、樹勢を見ながら少しずつ軽減剪定を実施していきたいと考えているので、施主様と相談しならがこの風格のあるプラタナスを保存していければと思います。
ご依頼を頂きました行田市教育委員会様、南河原小学校様ありがとうございました。