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実績紹介

熊谷市にある中央公園シダレサクラ
樹木診断

熊谷市にある中央公園のシダレサクラ 樹木診断作業

三島摩耶
三島摩耶
こんにちは。造園業を生業として創業より130年ほど続けさせて頂いております三島造園有限会社 樹木医 三島摩耶と申します。今回は、埼玉県熊谷市にある中央公園に植栽されているシダレサクラ2本に枯枝が目立ち、今後の生育が心配なため、土壌改良等の検討も含め診断をしてほしいとのご依頼を頂きました。

お客様情報

エリア 熊谷市
お客様名 埼玉県熊谷市A造園様(熊谷市中央公園指定管理者)
サービス内容 樹木診断
作業人数 2人
作業時間 1日

作業内容

玉津留姫玉津留姫
千代鶴姫千代鶴姫

熊谷市役所に隣接する中央公園は広さ31,000平方メートルの園内には9,000本の樹木が植えられています。お花見・イルミネーション・他イベント開催等、日々の変化を楽しむことができる公園です。

今回診断させて頂いたシダレサクラは、鎌倉・室町時代に活躍した武蔵武士・熊谷次郎直実の娘、「玉津留姫」「千代鶴姫」と名付けられた「祇園枝垂桜」です。

【祇園枝垂桜】

  • 種名:エドヒガン
  • 栽培品種名:枝垂桜

京都市円山公園にある京都のシンボル的桜。現在は昭和初期に枯れたあと、京都で「桜守り」といわれる佐野藤右衛門氏により、種子を取って佐野園で育てられたもの。

※桜守り
桜の木がいつまでも元気で花を咲かせてくれるように、健康状態を見守って処置をする仕事をする人

祇園枝垂桜 看板
祇園枝垂桜

1991年に中央公園に寄贈され、約30年が経っています。

人が踏み入って根を傷めないよう、また張り出している枝の外にも人止め柵の設置を行っていましたし、枯枝の切り口には保護剤の塗布もされていました。

この日も、柵内の雑草の除去は人力で丁寧に行われていて、2本のシダレサクラが市民の手で大切に守られてきたことが分かります。

樹木診断 作業
根株への鋼棒貫入調査

診断内容は、目視による外観診断、木槌打診、根株への鋼棒貫入調査等を行い、土壌分析を行うため、植栽地の土壌を採取しました。

担当者のまとめ

今後は管理者へのヒアリング、土壌分析(化学性)の結果を踏まえ、冬期に行う土壌改良、肥培管理、枯枝の剪定作業等の検討をしていきます。

市民の皆様に愛されている枝垂桜が、この先もまだまだ美しい花を咲かせられるよう、樹木医としてご協力させて頂ければ幸いです。

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