埼玉県東松山市 森林公園緑道の樹木点検作業
点検した樹木は主にサクラ類、シンボルツリーのケヤキです。昨年は外観診断を2月に行いましたが、今回は枯枝の発見が容易で、支障状況のわかりやすい葉が茂っている着葉期、また、キノコの発見も目的とするため、点検は10月に行わせて頂きました。
お客様情報
エリア | 埼玉県東松山市 |
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お客様名 | (一社)埼玉県造園業協会(指定管理者)様 |
受けたサービス | 樹木点検 |
作業人数 | 2人(樹木医) |
作業時間 | 1日 |
作業内容
点検日当日は、イタヤカエデの葉が紅葉し始めた頃でした。ただ樹名板を設置するのではなく、クイズ形式になっています(^^) 緑道内にはこのような緑と花のクイズラリーがたくさん設置されています。
森林公園緑道のシンボルツリー。綺麗に紅葉し始めています。前回診断したときは冬期だったため葉の状態分かりませんでした。今回は葉の状態もしっかり点検できます。
今回の点検は主にサクラ類を中心に維持管理上の問題や樹木の健全状態を確認しました。点検内容は、建築限界越えの枝、大枝枯れ・折れ、根上がり、葉の状況、キノコの有無病害虫、揺れ等々です。
「クヌギハケタマフシ」を発見しました!これは、クヌギハケタマバチというハチがクヌギに作った虫こぶ※です。
※虫こぶとは「虫えい」とも呼ばれ、ダニ、アブラムシ、タマバエの幼虫など、さまざまな虫が、植物に寄生することでできる部分を言います。多くはこぶ状になるため、虫こぶと呼ばれています。虫こぶは、寄生した虫が出す刺激に反応し、植物の一部が異常成長してできるものです
担当者のまとめ
森林公園緑道は大きな樹木も多く、夏の暑さを和らげる緑陰の提供や、至近の車道からの排気ガスの浄化、サクラの時期や紅葉の時期は景観形成・癒しなど様々な役割があります。
これらの様々な機能を最大限発揮させるためには緑道内の樹木を健全に保つための維持管理が欠かせません。今回のような点検を定期的に行っていくことで、緑道の安全確保や枝折れ・倒伏による事故を未然に防いでいくことに繋がればと思います。
ご依頼頂きました、(一社)埼玉県造園業協会様ありがとうございました。