行田市 深谷市のお寺 樹木の支柱の設置・改修工事
今回は、埼玉県行田市と深谷市にあるお寺のご住職様から、樹木の支柱の設置、改修工事のご依頼を頂きました。
お客様情報
お客様名 | ・行田市 ご住職様 ・深谷市 ご住職様 |
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受けたサービス | 支柱設置、支柱改修工事 |
作業時間 | 各現場 0.5日 |
埼玉県行田市 H様邸
作業ビフォーアフター
作業内容
今回は景観の関係上、支柱が通路をまたげないため、ほう杖支柱とケーブリングを組み合わせた方法で行いました。
まず、サクラの枝を支えるほう杖支柱を作成します。ほう杖支柱がサクラの根を傷めないよう、サクラの根がないところを探りながら据え付けていきます。
本日はスーパー助っ人‼緑屋樹木医事務所の市川社長にもご協力いただき、ケーブリングロープを設置していきます。
ケーブリングとは幹と枝、枝と枝などにロープを使って繋ぐことを言います。枝が折れて直接落下してしまうのを防いだりするほか、市川社長曰く「ぴんと張らずに少々緩めておくことで枝が風で揺れ、その揺れに対して木が反応して自分の枝(体)を支えるのに必要な組織を発達させるホルモンを出す」そうです!勉強になります‼
ケーブリングを設置する前に、スリングとロープを使って滑車を作り、支柱をする枝を持ち上げます。市川さんは「アーボリスト」なので、ロープワークはお手のもの!このように滑車を作ることで、約1/5の力で簡単に枝を持ち上げることができます。
少し持ち上がった枝の下に支柱を入れ込み、設置します。
最後にケーブリングロープを張ります。ロープをたるませる加減はその時々で違います。
その木の状態に合わせて張り方を決めていきます。
最後に仮のロープをはずして作業完了!お寺の景観を邪魔しないよう設置することができました。
今年もサクラがきれいに咲く姿が見られそうです(^^♪
ご依頼頂きましたH様、ご協力いただきました緑屋樹木医事務所 市川社長様、ありがとうございました!
埼玉県深谷市 K様邸
作業ビフォーアフター
作業内容
今回は、二脚鳥居形に組んだ鳥居形の支柱を設置しました。丸太の末口は12㎝あり、長さも3.0mほどあったので、かなりの重さです。
木と幹が接する部分で枝が分岐していて複雑だったため、シュロ縄の縛り方を少し工夫しました。木は生きもので、必ずしも思った通りに枝を伸ばしてくれません。現場では、常に状況に応じた対応することが必要です。
設置完了!
こちらのお寺では、いつもご住職様と檀家さんたちが楽しそうにお話している姿をお見かけします。人が多く集まる場所だからこそ、木も適切に管理し、人の安全も確保することが重要です。
ご依頼を頂きましたK様、ありがとうございました。
担当者のまとめ
支柱には、たくさんの種類があります。今回行ったほう杖支柱、ケーブリング、二脚鳥居支柱、八掛け支柱、布掛け支柱等。支柱は仕方が悪いと、幹や枝に亀裂が入ったり、支柱が食い込んだりします。
また、木の種類や大きさ、状況に合わせて設置しなくてはなりません。さらにバランスよく立てるのは難しい作業となります。支柱の設置・交換は是非、三島造園にご相談下さい!