さいたま市 H様邸 レッドロビン“スカーレットパール”で生け垣の設置作業
今回の生け垣植栽工事は、さいたま市の「生け垣助成制度」を利用されていて、街並みづくりの推進や災害に強い街づくりに寄与することで市から助成金が交付されるそうです。
助成の対象となる生け垣にはいくつか条件がありますが、このような制度を利用して緑の多い街づくりに貢献されることは素晴らしいことだと思い、ご依頼を受けさせて頂きました。
お客様情報
エリア | 埼玉県さいたま市 |
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お客様名 | H様邸 |
受けたサービス | 生け垣(レッドロビン)植栽工事(19Ⅿ) |
作業人数 | 3人工 |
作業時間 | 1日 |
作業ビフォー・アフター
作業工程
今回は、助成金対象となる、道路と接する部分に生け垣を植栽します。以前はもともと、駐車場として使用されていた場所であったため、地盤はかなり固く、土にも養分がないような状態でした。
梅雨の合間の暑い日でしたが、当社の若手2人が頑張って生垣の生育基盤を作りました。
排水性を改善するため下層に黒曜石パーライトを入れます。土壌改良資材のパーライトには、黒曜石パーライトと真珠岩パーライトがあります。
・黒曜石パーライト → 排水性
・真珠岩パーライト → 保水性
使用目的に合わせてパーライトを選択することが重要です。
ベニカナメモチは水はけのよい場所に腐葉土(完熟)などの有機物を多く混ぜ、土を柔らかくしてから植えつけます。元肥として、グリーンマップGも加え、土づくりを行いました。
土づくりが終わったら、簡易的な布掛け支柱の準備を行いました。植栽したばかりの木は風で動くと根が切れてしまい、なかなか根付きません。
しかし、ある程度木が育ってくると今度は支柱がない方が木の根がよく育ちます。それは、木が揺れることで、根の伸長が促されるホルモンが働くからと言われているからです。
水極めを行い、作業終了。明日からまた長雨予報なので水切れの心配はないようです。梅雨明けからの本番の暑さの際には、よく水をもらって元気に育ってほしいと思います。
担当者のまとめ
生け垣の役割は多くあります。
■ 目隠し
■ 防風・防音・防火
■ 地域の環境・景観保存 などです。
生け垣を人工的なブロック塀などではなく、樹木で行うことで圧迫感がなく、見た目も美しく、季節感を感じられます。ブロック塀などでは、もし震災が起こった場合、倒れてきて物的人的被害が起こる可能性が高いですが、樹木ではその心配はありません。
また、植物は葉から水分を蒸散し、気温を下げるため、都市のヒートアイランド現象を抑制する効果もあります。空気も浄化します!
これからも、このような制度はどんどん利用して、街並みづくりの推進や、災害に強い街づくりの輪が広がっていってくれればと願いつつ、我々植物を扱う者として緑の普及活動をどんどん行っていくべきだと感じました。
ご依頼頂きました、H様ありがとうございました。