鴻巣市 元荒川親水護岸沿サクラ樹木診断
ご依頼内容
吹上地域に流れる元荒川両岸には、約500本のソメイヨシノがあり、満開になる4月上旬には「吹上さくらまつり」が開催されます。人が多く訪れるサクラの並木道を安全に管理していきたいと、鴻巣市役所都市計画課様から樹木診断の依頼を頂きました。
お客様情報
エリア | 埼玉県鴻巣市 |
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お客様名 | 鴻巣市都市建設部都市計画課様 |
サービス内容 | ソメイヨシノ18本 樹木外観診断業務 |
作業人数 | 2名 |
作業時間 | 1日 |
作業内容
元荒川親水護岸沿いのソメイヨシノは、埼玉県内でも有数の桜の名所で、吹上地域の中央を流れる元荒川の両岸2.5㎞に渡り植栽されています。戦後植栽されたとのことで樹齢は約70年に及び、1本1本がとても立派です。
診断方法は、樹木の外観を目視と診断用具を使って診断しました。
一般的にサクラは剪定に弱く、剪定部分からの萌芽力が弱いので、なるべく切らず自然樹形にするのが望ましいですが、張り出した枝が道路に出て通行の邪魔になると切られることが多いです。そのため、枝からの腐朽が多く、枯枝が目立つ木が多く見られます。
また、近年話題の特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」の被害については、近隣の住民の方もとても気になっているようでした。
担当者のまとめ
診断を行った日は護岸で電子ピアノによるミニコンサートが行われていて、近所の方達が楽しんでいらっしゃいました。サクラの時期だけではなく、普段からイベントや散歩コースとしてみんなに親しまれているのだと感じました。
鴻巣市役所様は、今後も約500本の元荒川親水護岸沿いのサクラの外観診断を進めていくそうです。樹木を適切に管理していくのは大変ですが、樹木の状態を定期的に把握しておく必要があると考えます。
樹木医による診断は、活力の衰えた樹木や倒木、幹折れ、枝折れなどの危険性がある樹木を早期に発見して適切な処置を施すことにより、樹木の健全な育成を図り、樹木による事故を防止することが目的として行われます。
樹木診断、診断後の処置を適切に行っていくことが、これからもこのサクラ並木がみんなに愛され、安全に楽しく利用できるための一助になれば幸いです。
ご依頼いただきました、鴻巣市役所様どうもありがとうございました。